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日本剣道形 早わかり昇段審査と解説書 指導法

早わかり昇段審査と解説書・日本剣道形六本目

打太刀は中段 仕太刀は下段

全日本剣道連盟(YouTube)


黒字は解説書 青字は指導法
打太刀は(1)中段、仕太刀は下段で、互いに右足から進み、間合に接したとき、仕太刀は機を見て下段から打太刀の両拳の中心を攻める気勢で、中段に上げ始めるので、同時に打太刀も、これに応ずる心持ちでやや(2)剣先を下げて、仕太刀の刀と(3)合おうとする瞬間、右足をひいて諸手左上段に振りかぶる。

(1) 仕太刀が、下段になっても剣先は下げない
(2) 刃先を、右斜めにしない。
(3) 仕太刀の気勢を、押さえることができないので上段に構える。

仕太刀はすかさず中段のまま大きく右足から(左足もともなって)(4)1歩進む。打太刀は(5)直ちに左足をひいて中段となり、(6)機を見て仕太刀の右小手を打つ。

(4) 進むとは、攻め進むことで、進んだとき、剣先を打太刀の上段の左拳につける。
(5) イ.打太刀は、攻められるので直ちに中段となる。
ロ.仕太刀も、これに応じて中殿となる。
(6) イ.打太刀は仕太刀からたえず攻められるので小技で右小手を打つ。
ロ.小技の小手打ちである。

仕太刀はその刀を、左足を左にひらくと同時に、小さく半円を描く心持ちで、右鎬で(7)すり上げ、右足を踏み出し、打太刀の右小手を(8)打つ。

(7) すり上げ小手が、払い小手にならないよう注意する。
(8) 手の内を利かせて、小さく打つ。

打太刀は(9)剣先を下げて、左足から左斜め後ろ(10)大きくひくので、仕太刀は左足を踏み出しながら、諸手左上段に振りかぶり残心を示す。

(9) このときの刃先は、右斜め下を向く。剣先はやや下段より低めの高さまで落とす。
(10) 正対しないで、引く。

打太刀、仕太刀ともに右足から相中段になりながら、刀を抜き合わせた位置にもどり、剣先を下げて元の位置にかえる。






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