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日本剣道形 早わかり昇段審査と解説書 指導法

早わかり昇段審査と解説書・日本剣道形小太刀一本目

打太刀は諸手左上段 仕太刀は中段半身の構え

全日本剣道連盟(YouTube)


黒字は解説書 青字は指導法
打太刀は、諸手左上段、仕太刀は(1)中段半身の構えで、打太刀は左足から、仕太刀は右足から、(2)互いに進み間合に接したとき・仕太刀が(3)入身になろうとするので、打太刀は右足を踏み出すと同時に、諸手左上段から、仕太刀の正面に打ち下ろす。

(1) 中段半身の構えは、右足をやや前に出し左肩を引いて、剣先をやや高く構える。(剣先は打太刀の顔の中心の高さにとる)
(2) 3歩進む。
(3) 入身とは、気勢を充実して、相手の手元に飛び込んでゆく状態をいい、入身になろうとするので、ということから形に表さない。

仕太刀は、右足を右斜め前に、左足をその後ろに進めて、体を右に開くと同時に、(4)右手を頭上に上げ、刃先を後ろにし、左鎬で受け流して打太刀の正面を打ち、左足から1歩ひいて(5)上段にとって(6)残心を示す。

(4) 五指で強く握っていると、左鎬での受け流しが難しいので、手の内をゆるめる。
(5) イ.上段をとるとき、剣先を顔の中心につける必要はない
ロ.右拳は額の前上におき、剣先は約45度上方に向く。
(6) 確実に正面を打ってから、残心を示す。(反射的にとらない)

その後、(7)いったんその場で相中段になってから、打太刀、仕太刀ともに、左足から刀を抜き合わせた位置にもどり、(8)剣先を下げて元の位置にかえる。

(7) 小太刀の一本目だけ、その場で相中段になる。
(8) 小太刀の構えの解き方は、左手を左腰から下ろし、剣先は相手の体からわずかに外れるように下げ、刃先は左斜め下に向ける。



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